こうのとりの巣

スマブラDXプレイヤー Kounotori のブログ。面倒くさがりの為のお手軽食品の紹介、Kindle 本の感想など。本以外の紹介やそもそも紹介でもない記事もなんでも書くよ。

2018年8月アメリカ遠征のクラウドファンディング・メインをシークに変えた理由

 Polca というクラウドファンディングサービスを利用して、2018/8/2-15 に行ったスマブラDXアメリカ遠征資金のクラウドファンディングを行わせていただきました!

polca.jp

 最終的に Polca 内で 62,200 円・手渡しなどで 7,000 円、合計 69,200 円 ものご支援を 17 名の方からいただきました。
 時期的にお盆ということもあり航空券代がかなり高くついていたので、本当に助かりました。拡散頂いた方々もありがとうございました!

EVO 2018 最終日 Top 8 の日本語実況解説を担当しました

 格ゲーの祭典「EVO 2018」の最終日に行われた各種目の Top 8 で、AbemaTV・OpenRec で行われた日本語実況解説の、スマブラDXの実況を務めさせていただきました。

youtu.be

 最高に楽しめましたし、あとでエゴサすると大変好評だったみたいでとても嬉しかったです!

大会結果

  • 格ゲーの世界大会 EVO 2018: 65 位/約1353人
  • バージニア州のローカル大会 The Cave: (2回参加)7位/96人・7位/61人
  • スマブラ世界大会 Super Smash Con 2018: 65 位/1053人

 メインキャラとしてこれまで10年以上ファルコを使ってきましたが、いろいろ思うところがあり、シークを5月から本格的に大会で使用するようになってから3ヶ月ほどでしたか、自分でも驚くほど良い変化を感じられました。

 EVO 2018 では予選決勝で去年の世界ランク 9 位のプロ SFAT 選手との試合では、結果としては敗北ですがあと一歩のところまで健闘でき、Super Smash Con 2018 では世界ランク 57 位のプロ Chillindude 選手に勝利、17位の Lucky 選手に敗北したものの1本とることができました。
 おそらくファルコメインのままではここまでいい勝負はできていなかった気がします。

 特に EVO の SFAT 戦は壇上での試合で、動画配信もされていたため結構注目を浴びたらしく、その後の大会でも「惜しかったな!」などと現地の色んな方に声を掛けていただいたりしました。

www.youtube.com EVO 2018 - Pools R1 WF - SFAT vs Kounotori : smashbros

 今までの人生で一番悔しかった試合でした。。。

 その後の野試合や大会での試合においても、海外のプレイヤー相手だとファルコだと毎回ギリギリになるけど、シークだと普通に勝てるぞ・かなり格上でもファルコより遥かに勝負になるぞと思いました。
 単純に海外ではフォックス・ファルコのプレイヤーが多いので彼らの対策レベルが高く逆にシークは低め、という点もありましたし、おれがメインをシークにしようと思った理由が思った通りでおれの試合でのパフォーマンスの安定感を挙げてくれたという両方があったのだと思いました。

 以下つらつらと、メインをシークに変えた理由を書きなぐります。

メインをシークに変えた理由

名無しのシーク記事で使い方のなんとなくのイメージが掴めたこと

 少し前にサムスから同じくシークにメインを変えた名無しのブログの記事を読んで、これまであまり攻める性能はあまりなくて使い方がいまいちピンときてなかったシークの大まかな概要が掴めたのは大きかったです。

nanashigame.hatenablog.jp

シーク使いが対フォックス・ファルコの下投げループで困る「表裏二択ふっとび角度変更」の見わけ方を見つけたこと

 天敵の対フォックス・ファルコでは確定火力の大部分は下投げループがかなり重要ですが、その対策の「表裏不明ふっとび角度変更」に対し表裏を見分ける観点を思いつきました。
 他のシーク使いは見分けられずほとんどのシーク使いが天敵に対する火力を下げてしまいましたが、思いついた観点により「十分見分けられるようになって火力維持できるかも?」という期待があったためです。

 ちなみに思いついた観点とは、「キャラクターの見た目の表裏ではなく、オブジェクト判定の位置を意識する」ことです。
 簡単に説明すると、キャラにはひし形のオブジェクト判定がありますが、その中央がどちら側にあるかでシークのどちらに相手が落ちるかが決まります。シークは見た目より若干後ろ側(後ろ足の膝あたり)にオブジェクト判定の中心があるので、そこを意識して見ることで、見た目上はシークの後に落ちそうなのに前に落ちるという変更が見分けやすくなりました。

シークの弱点である「着地狩り」を補う、世界初のテクニックを発見したから

 横Bの鉄糸舞を自分の下に垂らしながら落ちていくテクニックです。さっきはった SFAT 戦でも何回かやってます(一番最後に自滅してしまったのもそれをやっていたからで、あれは着地すると思っていましたが思っていたより場外にわずかにいて落ちてしまいました)。

 シークは、空中横移動が少なく、かつ下方向にリーチの長い攻撃判定を出せないため、中々着地できないというのが致命的な弱点の一つでした。
 ずいぶん昔、スマブラDXを初めて数ヶ月間はシーク使いだったのですが、その時に同じ発想をして「鎖を下に垂らしながら落ちれば強いのでは?」と思いついたのですが、落下中は鎖を下に垂らすことができず諦めていたのでした。

 しかし、シークに変えようかな?と思っていたあたりに色々試していると、落下中でも下に鎖を垂らす振り回し方を発見してしまいました。前→後ろ→下(前・後ろは逆でも可)とやると何と落下中でも下に垂れるのです。
 それに対する対策はいくつかあるのですが、さらにそれに対する対策や、致命的な被害にはならない択があったりして色々と深く、自身でも操作をミスったり出しどころをミスったりしていてまだまだ完成形ではないので、日々振り回してます。

 最終的にただの初見殺しネタとして終わるか、ずっと使い続けられる勝算の高い選択肢となるか、楽しみです。
 皆さんにもどんどん使ってもらい、どんどん使われて、深めていきたいです。

ファルコを使い続けて培われた、防御関連のテクニックを使えば、シークだとより生き残れて安心感があること

 ファルコはすぐにコンボされたり即死させられたりする防御面の弱いキャラなので、復帰ルートの勘・ヒットストップずらし・ふっとび方向の変更・床受け身などの、より生き残る・被害をへらすためのテクニックが身につきました。
 それらを駆使してもすぐに死んでしまうことが多いキャラなので、緊張しやすい自分にとっては、大体リードしていても「逆転されるかも」という恐怖が常にちらつきパフォーマンスを下げてしまうことが多かったです。

 シークだと、そもそもファルコよりは紙装甲ではないので、これらを駆使すれば格段に生き残る確率があがると思いました。
 また、逆にシークはファルコより逆転する側のキャラなので、逆に相手を緊張させるようなキャラで、精神的にも悪くありません。

 現に、EVO の SFAT 戦の1試合目は粘りに粘り、最後にゼルダに変身して復帰してから逆転勝利しました。「相手は焦ってるぞ」と思えると、こちらは逆に落ち着きやすくなります。

何を狙うべきか、状況によってあまり変わらず明快であること

 名無しのブログ記事「【重要項目】シーク使ってる時に相手の%で意識していること」にもあるように、シークは当てたいことは % であまり変わりません。
 とにかく掴めばいいことが多いですし、相手の%を蓄積させると、とりあえず外に出すのにつながれば良いです。

nanashigame.hatenablog.jp

 ファルコは、(おれが安定した火力を確立する理論がわからなかったのも大きいですが)相手の%や位置関係、相手の防御テクニックの使い方によって、どんな技を当てるべきかが臨機応変に目まぐるしく変わります。
 緊張しやすい自分には、その思いつきができなかったり、分かっていても操作を正しく行うことが難しく、爆発力が強みであるはずのファルコでその強みが引き出しにくかったです。

 比較的にシークはわかり易いので色々と意識量的に楽なはずだと考えました。

 こんな色々でシークをメインに据えてみようと3ヶ月頑張っていたわけですが、理由がことごとくマッチして短期間ですがかなりの成果があったと思いました。

苦手な対シークで、逆に投げ連で他の「投げ連しない紳士協定」に慣れてるシーク使いにメタれそうだったこと

 シークはかなり多くのキャラに対して、下投げから直接下投げが繋がる「投げ連」というコンボができます。
 シークはシークに対してもそれ行えますが、他のキャラにはやるのに、何故かシーク同キャラ戦のときは「紳士協定」を結び投げ連しない約束で試合をすることが多いです。

 これは爆アドです。投げ連も簡単ではないので、普段からしてないのにいざというときにできる人はあまりいません。普段は実は練習しているならまだしも、そうでないなら甘えだと思います。
 こちらは、協定なんぞ結ばずにいつも通り投げ連するだけでいいのです。それだけで有利になります。まぁ、普段やっててもそこまで完璧にはできてないのですが。。。  また、前述の通り「とりあえず掴めばいい」と明快なので、戦いやすくもなります。

 これで苦手キャラが一つ消えます。これも大きい。

シークの課題

 アイスクライマー戦が一番の壁です。サブだったフォックスでいいのですが、このキャラは操作精度を維持するためのコストが他キャラよりも格段に高いので、それだけのためにあまり使いたくありません(プリンもシークでいくつもりなので)。かといってファルコでも操作精度がものすごくないと厳しく。。。
 2人いるときはゼルダ、ナナを撃墜したらシーク、という方針でしばらくやってみようかなと思います。ゼルダも強くしないといけないですね。